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構造の工夫

空間が広く見える工夫

設計をしていると、同じ面積でも広く感じる空間や、広く感じない空間があることに気がつきます。

「玄関は広くしてください」 「リビングは吹抜けで開放的にしたい」という要望をいただいた時、

実質的な坪数や㎡数も大事ですが広く見えるように工夫することも重要です。

なぜなら、空間が狭く見える 要望とは逆の工夫をしてしまうことがあるからです。

空間の用途によって工夫のポイントは変わってきます。(玄関・リビング・トイレなどなど)

 

玄関で考えます。

お客様と一緒に 見学会や展示場を回っていると、

「ここの玄関は広い!」 「この玄関はすこし狭い。」 の言葉がよく出てきます。

人の言葉は正直なものです。

「ここの玄関は長い」 「この玄関は短い」という感想は聞くことがありません。

 

玄関の広さの印象を決めるものは、幅です。

マンションの玄関を想像してもらうといいでしょうか?

廊下と兼用されており、非常に長い空間ですが、広いとは感じません。

玄関は奥行き(長さ)がなくても、横の長さ(幅)があると広いと感じるのです。

平面1階

南東2南東1

同じ面積の玄関を並べてみました。右の方が広いと感じませんか?実際の体感はかなり違います。

 

リビングの場合は、高さです。

体育館のような空間で考えると、天井高さの影響力の大きさがわかります。

20畳のリビングを計画しても、天井高さ(匂配天井・吹抜など)がないと

その広さを有効に感じることができません。

御屋敷やお城の大広間などは、しっかりとした計画で天井高さが設定してあり、

のびやかさを感じることが多くあります。

img_0716

 

 

対角線に視線がいくように計画することも、よく知られた工夫です。

視線の長さが1割以上長くなり、広く感じます。

平面1階

 

 

これらの他にも照明器具を使って奥行き感を演出したり、様々な工夫があります。

建築の中にある 数学的な側面で、楽しいところです。

わかりやすい実例が出てきたら、またご紹介します。