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構造の工夫

家の安全【地震】について 2

一週間前の10月21日、鳥取で震度6弱の地震が発生しました。

発生時、私は本社建物にいましたが、携帯電話の緊急アラームの後に結構な揺れが襲ってきて、かなりの恐怖感を覚えました。

地上のものを全て壊してしまえと言わんばかりの地震は、本当に怖いものです。

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さて、前回の続きですが、構造の検討方法についてです。

 

前回の検討方法は、いわゆる「構造計算」と言われるもので、一部の木造住宅の他にビル建築などでも使われ、各柱一本まで地震等に耐えられるか検討する、詳細な計算方法です。

 

それに対し今回は、「壁量計算」などと言われるもので、簡易的な検討方法の説明です。

 

内容を大雑把に言いますと、建物の面積や屋根の重さなどから、「この建物はこれだけの耐力壁を設置すること」という壁の総量算出と、その壁をある程度バランス良く配置するための簡易なルール、という大掴みな検討方法です。

地震地域係数が設定されておらず、特別な地域を除き全国どこでも同じ条件で検討することになります。

「壁量計算」は大掴みな検討方法ではありますが、おそらく現在でも日本の木造住宅の過半はこの方法で設計されており、メジャーな方法といえます。そして、近年の地震にて、この検討方法制定後の建物の多くは倒壊を免れ、それ以前に建てられたものの多くが大きな損傷・倒壊の被害を受けており、考え方の正しさがある程度証明されているといえます。

 

しかしこの「壁量計算」、簡易に計算できるように考えられているため、元々想定されている建物形状は「単純な四角形もしくはそれに近いもの」です。

なので、少し複雑な形になると、詳細な「構造計算」ではアウトになることも全く不思議ではなく、実際に、新しい建物でも震災で大きな被害を受けているものは「壁量計算」をしっかり理解出来ていない設計であることが少なくありません。

 

ではどうすればよいか、は、また次回で。

 

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