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風土を読む

蛇と家

出典:wikipedia「蛇」

 

 

 

 

最近 家で蛇を見なくなりました。

 

 

 

わたしの実家は田舎なので、よく見かけるのですが 街では全くといってよいほど。

 

 

 

 

昔 蛇は家を守る存在でした。祀られるところもあるようです。

 

 

由来はいろいろあるのですが、ひとつはお米を食べる鼠を捕食するから。

 

 

 

今では、家にお米をたくさん蓄えることもなく、鼠もいないので、よって蛇もいないのでしょう。

 

 

 

蛇には、もうひとつ人々の生活に関わって例えられるものがあります。

 

 

 

 

 

 

それは、 水。

 

 

出典:国土交通省北海道開発局 石狩川と三日月湖

 

 

 

 

 

 

平成26年の豪雨災害のときにも少し話題になりましたが、

 

 

 

 

現在 八木と呼ばれている場所は、むかし「八木蛇落地悪谷」と書き呼ばれていたそうです。

 

 

 

蛇が落ちてくる良くない谷、そんな意味合いでしょうか。

 

 

 

 

 

実際 当時の映像を見ると洪水で氾濫した川など

 

まるで蛇がうねりながら通っていくような、まさしくそんな印象。

 

 

 

 

空から見ると谷部の木々が無くなり地面が見え、大きな蛇が通った痕跡のようにも見えます。

 

出典:時事通信社 八木土砂災害地

 

 

 

 

 

 

昔から 幾度となく 水害に見舞われた地域には、地名として継承されているようで、

 

蛇のつく地名は全国各地にあります。

 

 

 

 

 

 

 

また 「ヤマタノオロチ」という日本神話に出てくる話は、一説には治水によって

 

川の氾濫から地域を守ったことを物語として伝えているとも言われています。

出典:広島広域観光サイトひろたび  神楽「大蛇」

 

 

 

 

 

 

何度も洪水が起きる川は人々にとって畏怖する存在であり、

 

 

 

それが治まることはどれほどの安心か計り知れません。

 

 

 

 

 

 

昔の人々の 表現力にも感心しますね。

 

 

 

 

 

 

 

今の人々の生活スタイルに合う家というのは、自然への対応や将来に継承する文化的な要素が

 

たくさんあると言えるか微妙なところです。

 

 

 

 

 

 

―ある意味自然環境との断絶を図っているのは事実なので、また違う形で、

 

自然の怖さや、その土地での住まい方などを継承できればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家は 安心できる場所でなければならないと改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

佐々木

 

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