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広島の木

地盤の話

写真:提供 国土地理院(山根木材ホーム株式会社の本社屋付近の1939年の写真)

 

 

 

 

 

家を建てる時、土地から探される方は、土地選びの時に気になる要素の一つに、地盤の強さがあると思います。

周りの様子を見たり地図を見たりして、地盤が弱くないか、気になるところだと思います。

 

 

「家の強さ」は、設計によって決めることが出来ますが、地盤については、強さを変えることはなかなか出来ません。

 

広島県内で、地盤が弱い傾向があるとして、わりとよく知られている地域があります。

そこは、東広島の西条と、福山です。

 

東広島では、昔は湖だった西条盆地があります。

福山では、海だったところが河川による堆積、そして干拓と埋め立てでつくられた福山平野・神辺平野があります。

特に福山は、軟弱な地盤がかなり深くまで存在し、対策を取らなければ建物が傾くおそれが極めて高くなります。

 

 

一方、河川の堆積で出来たというプロセスは近い広島平野は、軽量な木造住宅にとってはそこまで弱い地盤ではない場合が多いです。

おそらく、府中市の市街地まで伸びて「穴の海」と呼ばれるほどの深い湾が陸地化した福山は、広島の三角州よりも地盤が締め固められる機会が少なかったのかもしれません。

 

 

 

話は変わりまして、今度は地盤の判定。

 

設計した建物に対し、地盤が耐えられるかどうかを判断する必要があります。

 

地盤の判定に際し、地盤調査を行い、そのデータを評価します。

 

そして、そのデータと同じくらい重要な情報として、上に書いたような「その土地の成り立ち」を確認します。

国土地理院の公開している情報などを利用し、すべての物件でチェックします。

 

地盤調査では、数値として地盤の耐力を出すことが出来ますが、目に見えない地面の下のこと、そして自然が作り出したものであるので、数値だけを信じるのはリスクが高いと言えます。

土地の成り立ちから見ることで、数値だけではわからない地中の状態を想像し、地形と調査結果を照らし合わせ、内容が噛み合うか、不自然なところがないかを見ていきます。

 

地盤判定は、意外にも想像力が必要だったりします。

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