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広島の木

木を、洗う。

 

「洗い屋」という職人がいる。

 

聞き慣れない名前であるが、昔から木造の家屋には必要な職人である。

 

いまも、陰ながら木造家屋の価値を保つ重要な仕事をしている。

 

 

 

 

「木部洗い」の仕事は、紫外線で劣化した木部のリセット、そして汚れを落とし

 

木部を良い状態に保つことである。

 

 

経年でいたんだ木造住宅を蘇らせる、素敵な仕事である。

 

ときに、劇薬などを使用するそうだが、その調合を確かめるために、

 

舌で確認するとあり、印象的であった。

 

 

 

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最近は、木造住宅とはいえ建材化がすすみ、木部が出ることが減っている。

 

メンテナンスが極力必要ない材料で、きれいが長持ちしてほしい、とお施主様からも

 

要望をいただくことも多い。

 

 

 

しかしながら、本物の素材の特性を知らないまま、というのは少し心配な部分はある。

 

 

だからこそ、家のどこかで木部が現れているところをつくりたい。

 

 

経年で変わる素材に気づく感受性や

 

その変化を「味」と感じられる感性が

 

知らない間に形成されると考えるからだ。

 

 

キズや汚れが染み込んだり、色が濃くなる変化を、自分の成長や年齢を重ねることを

 

感じていただきたい。

 

 

 

 

「洗い屋」という仕事を通じて、

 

素材について、思いをはせてみては。

 

 

 

 

佐々木

 

 

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