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広島の木

コロナウイルスと地産地消

コロナウイルスと地産地消ってなにも関係がなさそうですが。。。

 

コロナウイルスを起因とする今回の事態で、住宅設備が納材されない事象が続出しました。

一部、報道でも取り上げられましたが、住宅業界も大きな影響を受けました。

自分たちの使っている様々な物が、遠く離れた地で製造され、運送されいることに改めて気づかされました。

この様な環境下ですが、国内で製造・販売している企業の商材は比較的影響がなく納材されました。

 

 

ところで、地球温暖化対策として、森に木を植えようという話はご存知でしょうか?

様々な形で木材を利用する取り組みがすすめられています、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

カーボン・オフセットやカーボン・ニュートラルの取り組みの時によく取りあげられます。

 

それでは、ブルーカーボンってご存知でしょうか?

聞きなれない言葉だと思います。

 

 

海の中にある海藻も、森の木と同じように、二酸化炭素(以下CO2)を吸収して酸素を出しながら光合成をして大きくなります。そのときに、海藻が大気中から吸収し、固定されるCO2のことを「ブルーカーボン」と呼ぶのだそうです。

森に木を植えるのと同じように、海で海藻をたくさん育てることができれば、地球温暖化の原因となるCO2の削減につながるという話です。

 

 

温暖化対策は、森を守ることに意識が向きがちですが、陸より海のほうが断然面積が大きいのですから、可能性を考えると夢のある話です。

私たちの暮らす広島には、山もありますし、目の前は海です。

 

 

色々調べるとすでに、広島大学さんと中国電力さんが研究協力をして、福山港などで ブルーカーボンの取り組みが始まっているそうです。

https://www.energia.co.jp/assets/press/2019/P191204.pdf

 

 

 

ほかにも、横浜市ではワカメを植え付ける活動をしているそうです。(楽しそう)

ワカメを育てても、食べるとCO2が戻ってしまうので、どれくらい残すのかが重要になるそうです。

二次的にCO2削減に効果が出ている部分は、運送時に排出されるCO2削減だそうです。

遠い産地から運んでくる必要がない。

地元で食べる分だけ取ってあとは残してCO2を固定化する。

素晴らしい取り組みだと思います。

 

 

 

これは、木材にも同じことが言えます。

計画的に植林して、伐採する。

それを地元で消費する。

必要な分だけ、恵をいただき将来にも残す。

山を整備して、豊かな海をつくる。

 

昔から言われ過ぎて、取り組んでいる自分たちが忘れてしまう大事なコトです。

 

 

エネルギーと食は地産地消に向かうと言われていますが、コロナウイルスを克服した後、社会や住宅業界はどう変わっていくでしょうか。

休校やリモートワークにより社会の意識も変わりそうです。

 

今まで以上に、グローバル化するものと地産地消に向かうものが分かれていくと思います。

山根木材も、変化を先取りして、次の準備を始めないといけません。

 

 

 

 

設計 こだま

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