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快適に暮らす

家で過ごす

自分の家というのは、帰ってくるとホッとするものです。

 

例えば楽しい旅行から帰ったとき、帰省で実家から帰ってきたときでも、「やっぱり家がいいね」と感じます。

 

それはやはり、他の人を気にしなくて良い「自分のテリトリー」に自分がいることによる安心感なのだろうと思います。

 

このテリトリーというものがどのよう得られるかは、なかなか難しいようです。

 

例えば、引っ越して来たばかりの住まいはなんだか落ち着きません。

 

これは慣れてくれば解消しますので、時間が重要な要素といえます。

 

また、以前住んでいたアパートなどには、懐かしさはそれなりにあったりしますが、それよりも近くのよく通った食堂の、よく座っていた椅子のほうが強くテリトリーを感じたりすることもあります。

 

 

テリトリーとは、空間そのものは絶対的なものではなく、経験や想い入れという要素も重要なのだろうと思います。

 

注文住宅で家づくりをする楽しさとは、このテリトリーをどのようなものに作り上げるかを考えるワクワク感である、と思うときがあります。

 

部屋をどう構成すれば心地いいか、どんなしつらえにすれば自分らしいか。

 

想い入れ・お気に入りで言うと、家具や小物なども大切な要素です。

 

設計の段階からいろいろ想像していく家づくりの過程は、選んで購入されただけの空間と違い、住まい手・住空間へ相互に影響を与え、より良く住みこなすことの出来る場所というテリトリーづくりにつながっていると思います。

 

このようなテリトリーを意識した上で、これまで見てきた設計のプランで「これはいいな」と感じたことがあるのが、

 

家族のスペースの近くに共用の個人テリトリーを作る

 

というものです。

 

共用の個人テリトリーと言うとよくわからないと思いますが、

 

個室や書斎のような、分離された部屋や専用の空間となっているものではなく、

 

リビングの一部に共用のスタディーコーナー等を設け、置いてある本や筆記具でやわらかく個人のテリトリーを主張するけれど、基本家族の共用となっている場所、というものでした。

 

 

家族の存在を感じながら、ゆっくり自分の時間を過ごす。

 

書斎であり、勉強の場であり、遊び場であり、趣味の場である。

 

また、ときにはリビングのソファーに移動したり、寝室にこもったりしながら、テリトリーの濃淡を楽しむ。

 

スマートフォンが普及し、テレビ中心でなくなってきた現代的な家族の団らんの場にも合っているようにも感じます。

 

 

設計 岸本

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