快適に暮らす
湿度と健康
湿度を気にして生活している人はどれくらいいるだろうか?
夏場に除湿して湿度を下げると、温度は下げなくても涼しく感じる。
また、湿度が80%以下になるとカビの発生を減らすことができる。
冬場に加湿して湿度が50%以上になると室温が22度でも暖かく感じる。
インフルエンザなどのウイルスも活動しにくくなり、鼻詰まり、偏頭痛も解消されると言われている。
最近はオール電化の住宅が増加しており、冬場はエアコンによる暖房が一般的なので、室内の湿度はかなり低くなることが多く、いつの間にか湿度が30%近くまで下がっているということは珍しくない。
女性にとって肌の潤いは大切だ。
冬場の乾燥時期は特に湿度に注意したい。
過度な過乾燥は肌だけでなく、髪や唇、ペットにも悪い影響を及ぼす。
日本全国の中で広島の湿度は高いほうか?低いほうか?
この質問を社内でしたところ、水の都とも言われるし、河川も多いから湿度は高い方だと思う社員が半数以上だった。
広島県は全国的にみて、湿度が低い地域のグループに所属する。
年間平均湿度 67~68% は、全国で低い方から15番前後となっている。
気候変動に伴う環境対策が強化される世の中の流れと省エネルギー対策が相まって、高断熱、高気密化が進んできた。
それにより、冬場に過乾燥する住宅が増える傾向にある。
木材、エコカラットや珪藻土のような放湿、吸湿してくれる建材の採用や、観葉植物を置くことなども室内のよい湿度環境を作るのに有効と言われている。
後からできる湿度対策もあるので、ぜひ相談していただきたい。
山根木材ホームでは湿度の重要性を知ってもらいたいため、3か月点検の時に、温湿度計をプレゼントする取り組みを始めた。
人に良くない湿度環境は、家にも良くない環境だ。
人の健康だけでなく、家の健康のためにも、湿度を少しだけ気にかけて生活してほしい。
設計 こだま